風をセイルに受けてハイスピードで水面を突っ走る、時には波の斜面から高くジャンプして、ビッグウェイブの中でも自在な波乗りを可能にする。 高度な最新技術を駆使して開発されたウインドサーフィンギアは、それをコントロールする乗り手の技術により、風のパワーを効率的に取り込み、想像を超えたパフォーマンスを現実のものにする。 その競技は大別して二つ。 ❶『 スラローム』&『フォイル』=ゴール(フィニッ シュ)を目指して着順を競うスピードレース。 ❷『 フリースタイル』&『ウェイブ』=規定時間 内の演技をジャッジが採点するコンテスト。 アイススケートにも『スピード』と『フィギュア』があるように、それぞれがウインドサーフィンの魅力を表す競技として、PWAの正式種目となっている。 『横須賀・三浦W杯』では、そのうちの『スラローム』と『フォイル』が行われる。どちらもレースタイプ「速い者勝ち」の競技なので、見てわかりやすく、共感しやすい。
超人的な高さのジャンプの迫力に驚くウェイブの世界、これもウインドサーフィンの魅力的な競技である。
とにかく誰が速く、コースを走りきって先にフィニュッシュラインを切るか。 最もスピード感があり、勝敗が分かりやすいスラローム。
世界最高峰の大会としてPWA(プロフェッショナル・ウインドサーファーズ・アソシエーション)が公認、運営を手掛けているのが『PWAワールドツアー』である。 2019年は世界各地で全13戦が予定されている。『ANA ウインドサーフィン ワールドカップ 横須賀・三浦大会』は、開幕第3戦目にあたり『スラローム』では第2戦『フォイル』では開幕戦ということになる。 シーズン後半のヨーロッパ・ラウンドに向けて、負けられない一戦だ。選手の誰もが目の色を変えてレースに挑むだろうことは間違いない。
競技はトーナメント方式で進められる。標準的には1 ヒート(グループ)8名で、上位4名が次のヒートへ勝ち上がる。PWAのレースでは、ランキング上位(あるいは前のレースの上位)選手がシードされ、2回戦、3回戦から出場するシステムが採用されている(イラスト参照)。 決勝(ファイナル)レースはトーナメントを勝ち上がってきた(敗者復活戦を含む)8名で行われ、時間の許す限り第1レース、第2レースとこのトーナメント戦が繰り返される。最終順位は、その総合成績で決定する。 ※トーナメントの進め方や各ヒートの人数、敗者復活戦を行うタイミングなどについては、風の変化や競技の進行状況などにより当日発表されることになる。会場アナウンスなどで確認を。
マーク回航は勝敗を大きく左右する。特に最初のマーキングには注目。
昨年男子に採用され、今年からは女子の正式種目にもなった新競技。ウインドサーフィン用に開発されたハイドロフォイル(水中翼)により、ボードを海面上に浮き上がらせた状態で走り、フィニッシュの着順を競う。 競技方法はスラロームと同様、トーナメント方式が採られるが、1ヒートの人数は20 ~ 30名程度(PWAでは24名であることが多い)で、上位半数が次のヒート(ファイナル)へ進出する。 戦略的に風上へ走るセクションを含むコースが設定され、スラロームよりも弱い風でもレースが成立するのも特徴の一つ。
通常フィンが取り付けられる部分にハイドロフォイルを装着し、ボードは水面から浮き上がった状態で走る。まさに最新の技術を導入した新しい種目だ。
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